2011-06-04

写真撮影・照明の重要性について。

神姫SNSの方にも上げてますので内容被ってます。

まずはじめに、照明がなぜ重要な要素になっているのかを掻い摘んで説明します。

デジタルカメラとは、カメラ本体に飛び込んでくる光を撮像素子で受け止め、うけた光を画像として出力する光学装置です。

つまり、言い換えれば光で絵を描く装置といえます。よって充分な光が無いと映像として成り立ちません。

図にするとこんな感じ。

では、暗い環境で撮影するとどういう現象が起こるかというと
こんな感じ。

カメラ本体が、薄暗い環境でも何とかして映像を出すために超頑張ります。具体的には、
1:イメージセンサーの感度を上げ、僅かな光でも逃さないように目を凝らす。
2:シャッター速度を遅くし、少しでも長い時間をかけて光を取り込もうとする。

1から説明します。
センサーの感度が上がるということは、姑が窓枠のホコリを拾うが如くどうでもいい部分の光学情報を拾ってしまいます。
結果的にノイズまみれのツブツブした画像が出来上がります。
コンデジ

デジ一

単純に見づらいツブツブなので、「撮影効果」として見れません。心霊写真みたいにしたいなら臨場感が出ていいかもしれませんが・・・。

続いて2
シャッターの開いてる時間(露光時間)はカメラが自動的に調節しています。暗い環境では長時間、明るい環境では逆に短時間。
長時間露光で手持ち撮影をすると次のようになります。
コンデジ

デジ一


かと言って、フラッシュを焚くと、下図のように、光が真正面からの反射のみになってしまうため、
立体感のないノッペリした画像になってしまいます。


これらを踏まえて照明の重要性ですが、コンデジが特に気をつけなければならない理由は次のとおりです

レンズとイメージセンサーの大きさが全く違う。

 まずレンズが大きいということは入ってくる光の量が多くなり、高額、高性能なレンズになればなるほど入ってくる光の減光が抑えられ、明るい写真を撮れるレンズになります。また、明るいレンズほど背景がボケ易くなり、被写体を際立たせる効果があります。(被写体と背景に境界ができる。)

つまりレンズの小さなコンデジや携帯のカメラでは、入ってくる光の量が一眼とは比較にならないくらい少ないので、背景がボケにくい手前から奥までピントの行き届いた画になりやすい。
ここまで上がってる画像は基本的にコンデジで撮影したものです。背景までちゃんと写りこんでるのが分かるかと。

(※背景のボケに関してはデジ一の付加価値でしか無いので、優劣はあえて付けません。もちろんデジ一でも絞りこんで暗くすることで背景までシャープに写すことは可能です。)



 そして同じ画素数であっても、面積が大きいということは1画素あたりの面積も大きくなります。
面積が大きいということは取り込める光量が増え、結果としてノイズの出にくい画像になります。

ちなみにウチで使ってるデジ一は右上のAPS-Cサイズ。
フルサイズよりも安価。

これだけ見ると「コンデジ最低じゃん!」ってなるかもしれませんが、その差を埋めるためには「じゃあどうすりゃいいの!」ってのが、今回さんざん言ってきた「照明で明るくする」と言うことです。

 そして小技ですが、カメラ任せの設定にせず、設定画面を開いて探してみましょう、ISO(イソ)感度設定。
100~16000ぐらいの範囲で100ごとに設定できる場合が多いと思います。
 そのISO感度を200~400に設定。

 これは先ほど出てきたイメージセンサーの感度設定です。
通常カメラが自動的に調節しますが、薄暗いと手ブレ防止のために高感度に設定してくれやがります。ぐぬぬ。

 なので、わざと感度を200以下に落とし、十分な光を当てる。もしブレるようなら、
3脚あるいは神姫コンテナの上に置いてセルフタイマー!

これは蛍光灯1灯斜め上から照らしてます。
カメラの設定は
1,ISO感度100
2,ホワイトバランスを太陽光
3,色調補正をナチュラル
4,露出補正を-0.3EV

スマホ(IS05)

古い携帯(W32S)

とまあ古い機種なら機種なりにこの程度まで画質の向上は可能です。もちろん古い機種はISO感度なんて設定できないので、照明当ててホワイトバランスを太陽光にしただけです。

ウチで準備してる撮影環境
 蛍光灯:3~4千円のインバータタイプ。
 白熱球:ホームセンターで売ってた2千円以下の物。・・・燃えるかもね!
つか、汚い!

長々長文乱文失礼しました。

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